ディベートの試合中のNG行為

ディベートの試合中にやってはいけないNG行為

選手がフェアに戦えるように、ディベートでは以下の禁止事項があります。

 

当たり前のものから、マニアックなものまであります。

  • 1.選手のスピーチ中は他の人は発言禁止
  • 2.スピーチの時間と順番は守る
  • 3.スピーチの場で伝えなければカウントされない
  • 4.2つ前の議論に反論はできない

 

 

1.選手のスピーチ中は他の人は発言禁止

選手のスピーチ中は黙って聞かなければなりません。(メモをしている)

 

たとえ間違った発言や納得がいかないようなスピーチでも、とりあえず最後まで聴くを徹底します。

  • ヤジや横やり、スピーチの妨害行為は禁止とみなされる
  • 試合中に味方の選手に口頭でアドバイスも望ましくない

 

味方の選手が頭の中が真っ白になっても黙って見守らなければなりません。どうしても何とかしてあげたければ、紙に書いて渡してあげましょう。

 

2.スピーチの時間と順番は守る

ディベートの試合では、スピーチの時間・順番は決められています。

  • タイマーが鳴ったら、スピーチを続けることはできない
  • 途中で頭が真っ白になりタイマーを止めるのもNG

タイマーが鳴り終わってからはどんな発言をしてもジャッジは聴かないようにしています。

 

3.スピーチの場で伝えなければカウントされない

先ほどの、「とりあえず」、試合の中で登場した論点のみをカウントのように、選手はスピーチの場で伝えるべきことを全て伝えないといけません。

 

試合が終わってから、「あの試合で伝えたかったのは・・・」と補足して伝える方もいますが、ムリです。

 

また、相手が主張したことに対して次で全く反論がされなければ、それは相手側も「同意したもの」と判断するしかないのです。

備考:あくまで相手選手が同意しただけであって、ジャッジが本当に納得をするかは、また別の話。事実でないこと、明らかに論理が飛躍しすぎている場合は、カウントをしないケースもある。ここはジャッジの裁量。

 

4.2つ前の議論に反論はできない

最後のスピーチ(第二反駁)では、最初のスピーチ(立論)に対して反論をしたり、新しい主張を述べることはできません。

 

ディベートでは、こういうのを「レイトレスポンス(遅い反駁)」「ニューアーギュメント(新しい議論)」と言います。詳しくは、ワークショップの場でも教えます。

 

文章だけだとわかりにくいので、図を用意してみました。

ニューアーギュメント・レイトレスポンス

スピーチが全部で4つあるとしたら、最後のスピーチで「さっき言い忘れたから」はNGです。また、途中のスピーチでゼロから新しいスピーチをするのもNGです。

 

試合が後半に進んで、新しい主張がドンドンと出てしまうと、話が拡散し過ぎて、試合全体が混乱してしまうからです。

 

某名刺交換ソフトのCMのように「それ早く言ってよー泣」という状態になってしまいます。大事なことは早め早めに伝えておきましょう

 

以上が、ディベートのルールになります。

 

さいごに ルールがあるからディベートはやりやすい

 

はじめは慣れないかもしれませんが、実際にやってみると全部当たり前のことばかりなので、あまり身構えずにいて下さいね。

 

また、こういうルールがあるから、話があっちこっちに飛ばずひとつのことについてお互いがじっくり話せるメリットがディベートの試合にはあります。

 

国会や討論番組のように、大きな声でたくさん話したほうが試合に勝つなんてことはディベートでは絶対にあり得ないので、ご安心ください。